夏といえばキャンプ

夏休みに家族でキャンプに行ったなど、夏キャンプの思い出がある方も多いのではないでしょうか。キャンプブームもあり冬キャンプを楽しむキャンパーも増えていますが、夏キャンプ・BBQ・水遊びみたいなイメージもまだまだ強く残っているでしょう。

ホームセンターなどにもキャンプ用品がたくさん並び、キャンプに行ってみようかと思う人もいると思います。

ただ、夏キャンプだからこそ注意すべきことがあります。楽しいキャンプを過ごすためにも夏キャンプのリスクについて知っておく必要があります。

夏キャンプのリスク

熱中症

キャンプは、自然の中でのレジャーです。しかも、キャンプ場によっては木陰が少ない所もあります。
気温30℃以上にもなる夏の屋外での活動を続けると熱中症のリスクが高くなります。

特に、子供たちは遊ぶことに一生懸命になり水分補給を忘れてしまいますので、こまめな休憩と水分補給をする必要があります。

もちろん、大人も一緒です。テント設営などもこまめに休憩と水分補給をしながら行いましょう。

水分補給と言ってビールなどのアルコールを飲む方がいますが、アルコールは利尿作用があり水分補給にはなりません。

例えば、ビールを1リットル飲むと、利尿作用で体の水分は1.2リットル失われると言われていますので、注意が必要です。

万が一、吐き気やめまいなど熱中症の症状が出た場合には、木陰やタープの下など涼しいところ、キャンプ場にクーラーの効いた管理棟があればそこに移動して、スポーツドリンクなどで水分補給をします。
氷や保冷材で首の後ろや脇の下を冷やすのも効果的です。

最近では充電式の扇風機やハンディファンなど小型の扇風機がありますので、キャンプに持参する人も増えています。

直接、風を浴びるだけではなくて、テント内で扇風機を使って空気を循環させるなど、熱中症予防にとても役立つアイテムです。

食中毒

『キャンプでの食材は、クーラーボックスに入れてるから大丈夫』
そうとは限りません。クーラーボックスの中の温度管理をしっかりしなければ、食材は傷んでしまいます。
それを食べてしまったら、腹痛・嘔吐・下痢などの症状に苦しめられることになりかねません。

食肉や野菜は10℃以下、魚介類は5℃以下で保存して、できれば買ったその日に消費しましょう。

クーラーボックス


42.5L/45QT


FIELDOOR

食材を使用する前には、臭いや変色がないかなどよく観察してください。もちろん賞味期限を過ぎていないことも確認が必要です。

調理の際は、ノロウイルス対策として、肉・魚介・卵類は食材の中心が75℃で1分以上加熱。二枚貝は85℃で1分以上加熱しましょう。

また、まな板や包丁などもアルコール消毒するなど清潔に保ち、できる限り衛生的な環境で食材の調理をしましょう。

天候急変、ゲリラ豪雨、雷

天気予報が晴れでも山間部や高地では天候が変化しやすいため、急に風が強くなり雨が降ることがあります。

突風でテントやタープが飛ばされることもありますので、テントロープをしっかり張る、タープは低くして風の抵抗を少なくするなどの対処をしましょう。
テント設営前なら風が落ち着くまで待つことも必要です。

特に夏はゲリラ豪雨や雷に注意しなければなりません。

雷が聞こえたらテントやタープの下では危険なので、車の中やキャンプ場の管理棟、炊事場やトイレなどの屋根がある場所に避難しましょう。

水難事故

夏キャンプでは、海や川で遊ぶ機会が多くなります。毎年、水の事故が絶えず発生しています。
まずは子供から目を離さないことが一番大事です。

海や川で子供を遊ばせる際には、浮き輪よりライフジャケットの方が安全だと言われています。水深が浅くても溺死するリスクはありますので、大人も子供も注意する必要があります。

川では急な増水にも注意が必要です。
上流域で雨が降れば下流では晴れていても川が増水します。
川が濁り始めたり、浮遊物が流れてくるなどの兆候が見られたら、川から上がり高い所に避難してください。

危険な動植物

夏は暑くて虫の多い季節です。自然の中のキャンプ場には、注意すべき動植物が生息しています。
ハチ・アブ・ムカデ・蚊などの虫、ウルシやキノコなどの植物、ヘビなどの動物。

熊や猿・イノシシ・鹿などが出没する地域では、夜間は食べ物やゴミを絶対に外に残さないようにする必要があります。

また、キャンプ場には野良猫がいることがありますので、絶対にエサを与えてはいけません。

虫よけスプレーや森林香(蚊取り線香の強力なもの)を使用するなど対策をしていても、蚊などに刺されることはあります。
虫刺され軟膏などの薬を準備しておきましょう。

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しっかり備えて夏キャンプを楽しもう

夏キャンプのリスクについて説明しましたが、キャンプって大変だなと思われたかもしれません。
キャンプは自然の中でのレジャーなので説明したようにリスクはあります。
ただ、そのリスクを理解ししっかり備えれば、より楽しいキャンプを過ごすことができるでしょう。

虫よけや軟膏、胃薬や痛み止め、ライフジャケットやスポーツドリンク、保冷力のあるクーラーボックス、雨カッパやポンチョ、着替えやタオルなどなど様々なリスクに対処できるように準備しましょう。

夏の海や川で思いきり遊ぶこと、虫を取ること、キレイな星空を眺めることなど夏キャンプには、夏キャンプでしか味わえないことがたくさんあります。
リスクにしっかり備えて夏キャンプを素晴らしい思い出にしましょう。


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