コンパクトなガスバーナーは使い勝手が良い
キャンプ用のガスバーナー・ガスコンロは、ソロキャンプでもファミリーキャンプでも、家庭用のカセットコンロを使うこともできますし、最近ではアウトドア用のカセットコンロも販売されています。煮込み料理などにはカセットコンロの方が向いていると思います。

しかし、キャンプではちょっとした調理やお湯を沸かす機会は多いものです。
コンパクトに収納できて、扱いやすいガスバーナーを持っておくとサッと取り出してパッと使えるので、とても使い勝手が良いです。
使用時もコンパクトなので狭いスペースでもお湯を沸かしたりできます。

初心者からベテランキャンパーまでキャンプシーンで長年愛されている商品を紹介します。
ちなみに紹介する3商品はホームセンターなどでもよく目にしますので、実際に触れてみてから購入するのも良いと思います。
キャプテンスタッグ オーリック小型ガスバーナー

本体サイズ | 125×125×82(h)mm |
収納サイズ | 117×105×65(h)mm(ケース収納時) |
重量 | 約300g |
最大火力 | 2700Kcal |
ガス消費量 | 225g/h |
使用燃料 | 同メーカー専用カートリッジ |
点火方式 | 圧電着火方式 |
PSマーク | PSLPGマーク |
鹿番長の定番シングルガスバーナーです。
ゴトク部分が開きますので底面が大きなクッカー等でも安定します。
田舎のホームセンターでも専用ガスカートリッジが販売されているという安心感があります。
プラスチックの収納ケースがしっかりしているので、積載や収納時に壊れにくいです。
点火装置が壊れやすいという話を耳にしますが、私は3年程使っていますが点火装置は壊れていません。
使用後すぐは点火装置部分まで熱くなっているので、連続使用時は火傷などの思わぬ事故や怪我に注意は必要です。
収納する際は、本体が冷えたことを確認してからケースに収納しましょう。
SOTO ST-310 レギュレーターストーブ

本体サイズ | 幅166×奥行142×高さ110mm |
収納サイズ | 幅140×奥行70×高さ110mm |
耐荷重 | 5kg |
重量 | 約350g |
最大発熱量 | 2.9kw(2500kcal、ST-760使用時) |
点火方式 | 圧電点火方式 |
使用燃料 | SOTO専用容器(ST-760、700) |
使用時間 | 約1.5時間(ST-760使用時) |
PSマーク | PSLPGマーク |
SOTOの製品は、なんといってもカッコいい。しかも、高機能。
マイクロレギュレーターを採用し、低気温でも火力が落ちにくくなっています。
ゴトクが滑りやすいので、平坦じゃないと鍋が滑ったりすることがあります。
使用時、使用後はゴトクが熱くなっているので、火傷など思わぬ事故や怪我に注意が必要です。ゴトク下部にシリコンチューブをはめることで火傷予防になります。
メーカー以外でもオプションパーツが豊富で、自分だけのカスタムができるところは大きな魅力です。
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー

本体サイズ | 155(幅)×155(奥)×127(高)mm |
収納サイズ | 82(幅)×68(奥)×109(高)mm |
重量 | 約274g |
最大発熱量 | 2.7kW(2300kcal/h) |
点火方式 | 2アクション圧電点火方式 |
使用ガス | イワタニカセットガス イワタニカセットガスジュニア イワタニカセットガスパワーゴールド |
生産国 | 日本 |
PSマーク | PSLPGマーク |
家庭用カセットコンロでおなじみのイワタニのアウトドアバーナー。
収納がコンパクトで持ち運びや収納に便利です。
ゴトク部分が簡易の風防の役割を果たすので、比較的風に強いです。
遮熱板がついていないので、ガス管への輻射熱の影響が考えられます。遮熱板はメーカー外オプションパーツで販売されています。
ガスバーナーを買う際はPSLPGマークを確認しましょう。
PSLPGマークとは、国に登録された検査機関で適合性検査をクリアしたことを証明するものです。
日本国内で販売されるガスバーナーには、このPSLPGマークの表示が義務付けられています。
もし、PSLPGマークがない商品は法令違反の商品となりますので、ご注意ください。

ガスバーナーは防災用品でもある。
キャンプ用品として販売されているガスバーナーですが、万が一の災害時にも役立つものでもあります。
防災用品として自宅に準備しつつ、定期的に使用して、いざというときに落ち着いて使えるように備えておくことが大事です。持っているけど使えないようでは宝の持ち腐れになってしまいます。

使用方法を確認して安心安全に使いましょう。
ガス缶は、ガスバーナーメーカー推奨のガス缶を使用しましょう。
メーカー推奨ではない市販のガス缶を使用すると、事故等の原因となる場合があります。
また、ガスバーナー使用時の換気を徹底することも必要です。
基本的にテント内でのガスバーナーの使用は、一酸化炭素中毒の危険がありますので使用を控えましょう。
ガスバーナー使用時に風除けのために、風防を使うことがあると思いますが、完全に囲んでしまうと熱の逃げ場がなくなり、輻射熱でガス缶が熱せられ、ガス缶が爆発してしまう恐れがあります。

ソロキャンプでもファミリーキャンプでも使えます。
はじめにも書きましたが、ガスバーナーはソロキャンプでもファミリーキャンプでも使えます。そして、防災用品としても使えます。
今回紹介したガスバーナー以外にも、コンパクトなものや高火力なものがあります。
自分の使用用途や移動手段など、キャンプスタイルに合ったものを選ぶのが良いでしょう。
メンテナンスをしっかり行い、使用方法を守り安心安全にキャンプやアウトドアを楽しみましょう。