キャンプでのクーラーボックス

クーラーボックスは、折り畳めるソフトクーラーバッグとハードクーラーボックスがあります。
最近は、ソフトクーラーバッグをマイバッグや、花見やちょっとしたお出かけに使う機会も多いですよね。

ですが、宿泊を伴うキャンプでは、メインとしては保冷力が高いハードクーラーボックスの使用をおすすめします。

クーラーボックスを選ぶ基準

クーラーボックスを選ぶ際に、容量や大きさで悩むと思います。

大容量を選びたくなりますが、大容量のクーラーボックス内に、食材や飲み物、保冷剤や氷を入れると、ひとりで持つことができない重さになる可能性が出てきます。

目安として、家族4人で1泊2日のキャンプなら、40ℓ~50ℓのハードクーラーボックス20ℓ~30ℓのソフトクーラーバッグを1個~2個の組み合わせが適当でしょう。

クーラーボックスを上手に使おう

クーラーボックスは、ふたを開けるたびに中の冷気が逃げてしまいます。

さらに、クーラーボックス周囲の外気や地面の温度の影響も受けてしまいます。

そして、中に入れている保冷剤や氷だけで、上がってしまった温度を再び下げることは大変なことです。

つまり、クーラーボックス内の冷たさをキープするには、ふたの開閉回数を減らす涼しい場所に置く、ということが必要になります。

ふたの開閉回数を減らす

クーラーボックスのふたの開閉回数を減らすのに有効なのは、複数のクーラーボックスを併用することです。

先にも書きましたが、保冷力のあるハードクーラーボックスとソフトクーラーバッグを併用するといいでしょう。

ひとつの大きなクーラーボックスだけで食品を管理するのではなく、
・肉や魚介類、乳製品などの要冷蔵の食品は、保冷剤や氷をたっぷり入れて保管する。

・お茶やジュース、アルコールなどの飲み物は、多少温度が上がっても痛むことはない。

・冷やしすぎてはいけない野菜などは、保冷剤や氷は控えめにする。

要冷蔵食品、飲み物、それ以外の食品とクーラーボックスを分けることができれば、ふたの開閉回数を減らすことができます。

クーラーボックスは涼しい場所に置く

クーラーボックスは、直射日光を避けて設置するのが基本です。

いくら保冷力があるクーラーボックスでも、直射日光を浴び続けると庫内の温度に影響が出てしまいます。

太陽は移動するので、午前と午後でも日光の当たる場所が変わりますので、その都度移動させることが必要です。

タープやテントの中に設置すれば、比較的直射日光を避けられますが、外に置く際はシートをクーラーボックスの上からかけておくと良いでしょう。

また、地面からの熱が伝わらないように、クーラーボックススタンドなどに乗せておくことも有効です。

保冷材はどのくらい必要か

保冷力が高いクーラーボックスでも、保冷剤が少ないと保冷力を発揮することはできません。

では、どのくらいの保冷剤が必要なのか。
目安は、クーラーボックスの底に敷き詰められる程度の保冷剤が必要になります。

冷気は上から下に移動するので、保冷剤を食品などの上に置くのが一番効果的ですが、食品を取り出す際に邪魔になってしまいます。

なので、保冷材はクーラーボックスの側面や食品などの間に立てて入れ、食品などの上には保冷剤をひとつ置くのが現実的でしょう。

保冷材は、2枚重ねたり氷と密着させることで保冷力が持続するので、凍らせたペットボトルや板氷なども一緒に使うと良いでしょう。

冷凍食品や冷たい飲み物など、冷えた食品などを入れる方が保冷材も長持ちします。

また、2泊以上する場合は、氷を追加する必要が出てくるので、庫内の温度を確認しましょう。

キャンプ場で氷が販売されているか、近所にスーパーやコンビニなどがあるかを事前に確認しておきましょう。

クーラーボックスを賢く使おう

クーラーボックス単体では、食品などを冷やすことができません。

保冷剤や氷を適切に使用したり、設置場所に気を付けたりすることで、クーラーボックスの保冷力を発揮できます。

クーラーボックスの機能をよく理解して、快適なキャンプを楽しみましょう。

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tochi

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