睡眠の質を高める寝具選びは重要
キャンプでの睡眠はとても大切です。
快適な睡眠がとれないと、万が一の事故につながることも考えられます。
テント内で寝る際には、地面からの冷気を防いだり、地面の凸凹を解消したりするためにテントインナーマット、マット、寝袋が必須です。
実際に私が使っているマット、コットを紹介します。
マットの種類
マットは、ウレタンマットやエアマット、インフレータブルマットが代表的です。
ウレタンマットは、ウレタンフォームにアルミ蒸着を施したものをよく見かけます。
非常に軽量で蛇腹状に折り畳むことができますが、収納は嵩張ります。
エアマットは、空気を入れて膨らませて使用するマットです。とてもコンパクトに収納できることがメリットですが、穴が開いてしまったらすぐに使えなくなってしまいます。
インフレータブルマットは、ウレタンフォームが中に入ったエアマットという感じです。空気を入れて使用します。エアマットほどコンパクトにはなりませんが、耐久性があり寝心地は良いです。
お小遣いキャンパーが使っているマット
まずは、ウレタンマットです。100円ショップダイソーのウレタンマットを使っています。
厚みは2㎝ほどですが、無いよりはマシといった感じです。
私は、寝る時ではなくテントのインナーマット代わりにしたり、地べたスタイルの時には折り畳んで座布団代わりに使っています。
値段は550円(税込み)なので、お小遣いキャンパーにはありがたいマットです。


もうひとつのマットは、エアマットです。
ユニジア(Unigear)というメーカーのエアマットです。
逆流防止の空気弁になっていて、空気を入れる作業が比較的楽にできます。
また、空気を抜く際は逆流防止弁を外せるので、すぐに空気を抜くことができます。
使用時は、約190cm×66cmで厚さは5.5cmと十分な大きさと厚さになります。
収納時は、直径10cm×25㎝くらいになるので、非常にコンパクトです。
ふかふかとして気持ちの良い寝心地です。

コットという選択肢もあります
快適な睡眠のために、コットを使用するキャンパーさんも多いと思います。
私も、コットを使用しています。
コットとは、簡単に言えばキャンプ用のベッドです。
フレームなどで布地にテンションをかけて、寝ることができるようにしてあります。
地面の凸凹が気にならないことと、地面から離れているので冷気が伝わりにくいので、快適な睡眠をとることができます。
最近は、高さを2段階調整できるものがほとんどです。
私が使っているのは、Awnecのコットです。
使用時は約長さ190cm✕幅67cmで、高さは37cmと17cmの2段階で調整できます。
収納時は、約51cm✕17cm✕14cmとまあまあコンパクト。重さは約3㎏です。
ゆったり幅広設計で、耐荷重は150kgと安心感があります。
寝返りをしてもギシギシ音がしないのが、快適な睡眠に向いています。

コットを買う際の注意点
コットを買う場合やコットを持っていて新たにテントを買う場合には、注意してほしい点があります。特にソロテントの場合は注意が必要です。
それは、テントのインナーサイズとコットのサイズが合うかどうかです。
「そんなことわかってるよ」という声が聞こえますが、できれば最後まで読んでください。
テントのインナーサイズは、底面の広さと高さ(最高値)を表記していることがほとんどです。
いわゆる床の広さと天井の一番高い所の数値を出しているのです。
ですが、テント(特にドームテント)は、床面から垂直に壁が上がっているのではなく、天井に向かって丸みを帯びて狭くなっていくのです。
ということは、コットの長さが190cmでテントのインナーサイズ長さが190cmだったとしても、コットも高さが20cmあるとすれば、テントのインナー長さは170cmくらいになっているのです。
簡単に言えば、テントにコットが入らないという事態になってしまうのです。
私は、実際にこれを体験しました。非常にがっかりしましたので、皆様お気を付けください。
もうひとつ、テントの出入り口から組み立てたコットが入らないということもあり得ますので、テントの出入り口の大きさとコットの大きさのチェックも必要です。
テントの中でコットを組み立てることができれば良いのですが、狭いテントの中で組み立てるのは大変です。
自分のスタイルに合ったマット、コットを選びましょう
キャンプ用のマットやコットは、たくさんのメーカーから多種多様なものが販売されています。
自分のキャンプスタイルに合ったものを、選んで楽しいキャンプライフを送ってください。
